マンション大規模改修と建設業許可

近年、マンションの大規模修繕が増えてきています。私の古巣の建設業界新聞を見ても、毎日のように、大規模修繕の業者を公募する記事が掲載されています。

 

マンションの大規模修繕を行う会社は、基本的には塗装会社になると思います。もちろん修繕する内容によるのですが、多くの場合、外壁改修や屋上防水になるからです。これに加えて電気設備関係や、耐震補強、あるいはエレベーターの改修等が含まれる場合もあります。

 

多くの建設業種が含まれる場合、元請が取得しておくべき建設業許可の業種は「建築工事業」になると思います。ただし、申請先の行政庁によって解釈が異なりますので、事前に確認しておくことが必要です。

私が近畿地方整備局と大阪府に確認したところ、改修であっても「総合的な企画、指導、調整」を要するのであれば、建築一式工事として申請しても問題ありません。正直、ここらへんの解釈が曖昧であるような気もしますが、、、

 

少なくとも、外壁の塗装工事と屋上防水工事が主たる内容であれば、「塗装工事」あるいは「防水工事」と判断され、これらの受注実績を示しても、建築工事業の許可を取得することはできないと思います。

 

マンションの改修工事を請け負うのであれば、「建築工事業」「塗装工事業」「防水工事業」の許可を取得しておくことがベストではないかと、私は考えます。

 

阪神建設業許可サポートセンター

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