大正・昭和の戸籍

先日、相続手続きの一環で被相続人(亡くなった方)の戸籍を見ていて気付いたことがありました。

昭和初期に産まれた方で、戸籍を見ると5人姉妹。しかも被相続人のお父さんが、3人の男性と養子縁組をしていました。法律上、8人兄弟になるというわけです。

 

それを見たとき、「これは遺産分割協議がまとまらない…」と思ったのですが、よくよく見ると、5人姉妹のうち3人は1歳にも満たない間に亡くなっていました。

 

また、養子縁組した方のうち2人とは離縁していました。

さらにあと一人の姉は結婚していなかったとのこと。

 

これで相続人の数は2人になります。

 

現代と違い、昭和初期は、子供が0歳のうちに亡くなるということは珍しくなかったのでしょう。また「家」を存続させるために、男の子を養子に取る必要もあったのだと思います。

 

平成の現代では考えられませんが、戸籍を見て、当時の時代背景を知りました。

 

私も幼い子供が二人いますが、すくすく育ってくれていることに感謝です。