一般社団法人日本ロボット工業会は現在、「平成28年度ロボット導入実証事業」の公募を実施しています。ものづくり分野やサービス分野など、ロボットの未活用領域において導入事例を増やし、生産性の向上を図ろうというものです。1次締切は5月16日、2次締切は6月30日となっています。いずれも必着です。
中小企業庁の平成28年度予算では、同事業に対して23億円が充てられています。
実際にロボットを導入するための費用を補助するほか、費用対効果を算出する実現可能性調査(FS調査)も補助対象となります。
補助率は中小企業に対して3分の2、大企業に対しては2分の1となっています。上限額はロボットの導入が1億円、FS調査は500万円です。
補助対象となる事業は次の通りです。
- 労働生産性の向上(ものづくり分野/サービス分野)
- 過酷作業、熟練技能の代替・支援(〃)
- 複雑・困難な作業のロボット化(〃)
- 三品産業におけるロボット活用(ものづくり分野)
- サービスのバックヤード等におけるロボット活用(サービス分野)
- 日常空間におけるロボット活用(〃)
- ロボットによる新たなサービスの実現(〃)
- システムインテグレータの機能強化(ものづくり分野/サービス分野)
共通する審査基準は、ロボット活用領域の新規性、事業内容および事業計画の妥当性・安全性、ロボットの導入効果(労働生産性の向上等)、成果の社会的波及効果、事業遂行能力(経営基盤、実施体制、技術力等)、自己負担分の調達、経理等の管理・処理となっています。
どこかで聞いたことがあるな、と思ったら「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」と非常に似ていますね。
現在の会社における問題点を整理するとともに、問題を解決するための課題を設定します。その課題を達成するための答えがロボットの導入であるというストーリー展開が補助申請書類に記載する必要がありそうです。
補助金申請代理のご依頼は、行政書士なかひろ事務所までお願いいたします(^-^)
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