平成29年度補正小規模事業者持続化補助金

2月末にものづくり補助金の公募が始まりましたが、これに続き3月9日、平成29年度補正小規模事業者持続化補助金の公募が始まりました。応募締切は5月18日(金)となっており、比較的余裕をもった期日設定となっているように感じました。

 

さて、今回の公募要領にざっと目を通したところ、前回と異なる点は次のとおりです。

  1. 生産性向上加点(「先端設備等導入計画」の認定申請を行う場合に加点)
  2. 経営力向上加点(「経営力向上計画」の認定を受けている場合に加点)
  3. 補助上限額を上げる取り組みから「雇用を増加させる取組」が削除されている

1の「先端設備等導入計画」は、ものづくり補助金でも加点項目とされているほか、「一般型」の補助率を上げるポイントとなっています。小規模事業者持続化補助金でもこの名称が出てくるとは思っていませんでした。小規模事業者持続化補助金においては、あくまで「加点項目」であり、補助上限率が上がるわけでもないのですが、設備投資を検討している事業者に、お勧めしていいものなのか、悩みどころです。

 

というのも、ちょうどきょう、ものづくり補助金の件で中小企業庁や地元自治体に問い合わせていたところなのですが、「先端設備等導入計画」の実態が誰も分からないということが分かりました(笑)

小規模事業者持続化補助金においても、先端設備等導入計画を申請するとした場合、必ず申請しなければ補助金の対象外となります。手間も増えますし、申請したからといって採択されるとは限らないという点で悩みどころですね。

 

2の経営力加点については、平成30年2月28日までに「経営力向上計画」の認定を受けていることが条件となっています。従っていまだ認定を受けていない事業者にとっては、無視していい加点項目ですね。

 

3の「雇用を増加させる取組」を削除した理由はよくわかりません。推測すると「生産性を向上させる」ということは、設備投資等をすることにより、同じ人数で売上を伸ばすということですから、「人を増やして最低賃金は据置き」ということでは、生産性が向上したことにならないからではないでしょうか(※あくまで私の推測です)。

 

とはいえ、この補助金。小規模事業者にとってはチャンスです。かくいう私もこの補助金を活用してホームぺージを作成したりダイレクトメールを打ったりして売上を伸ばした実績があります。

 

小規模事業者の経営者はぜひ活用をご検討ください!

 

 

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